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2003年9月

60GHz帯(ミリ波 )を用いた衛星放送再送信システム
マスプロ電工は,NHK(日本放送協会) ・(株)村田製作所と共同開発


衛星放送再送信システム
アンテナ一体型送信機 アンテナ一体型受信機

 

 マスプロ電工は,NHK と(株)村田製作所の3社で,BSデジタル放送の普及を目的に,60GHz帯のミリ波を用いた衛星放送再送信システムを,共同開発しました。

 

開発趣旨
 BSデジタル放送が共同受信できない既存の集合住宅では,戸別にベランダなどへ衛星アンテナを設置するのが一般的です。しかし,南西向きにベランダのないマンションや,隣接する建物に遮へいされた集合住宅では,直接BSデジタル放送が受信できません。このため,これらの世帯でも,BSデジタル放送を視聴できるように開発したのが,60GHz帯を用いた衛星放送再送信システムです。

 

ミリ波とは
周波数が30〜300GHz(波長10〜1mm)の電波のことをいいます。とくに60GHz帯は,大気による電波の減衰が大きい周波数帯であるため,長距離伝送には向いておらず,限られたエリア内での無線システムを構築するのに最適です。 




◆システムの概要


 集合住宅の屋上で受信したBSデジタル放送のBS-IF信号を,アンテナ一体型送信機内で60GHz帯の信号に変換し,下層階に無線で配信します。各家庭は,送信機が見通せるベランダなどにアンテナ一体型受信機を設置し,受信した60GHz帯の信号を,受信機内でBS-IF信号に戻して出力します。



◆主な特長◆

コンパクトサイズで取付簡単
送信機と受信機は,それぞれアンテナと一体になったコンパクトボディーですから,ベランダなどに簡単に取付けられ邪魔になりません。
    サイズ 送信機:155(W)×115(D)×50(H)mm
        受信機:105(W)×115(D)×50(H)mm
超広帯域伝送
周波数帯域が最大2500MHz ありますから,BSデジタル放送と,110°CSデジタル放送の右旋円偏波を同時に伝送できます。将来は,家庭内でのテレビ配線の無線化や,集合住宅向けのケーブルテレビ放送の配信など,注目された市場となります。
無線免許が不要
無線設備の標準的な仕様等を策定するARIB(社団法人 電波産業会)に準拠した60GHz帯の特定小電力を使用していますから,新たに無線免許を取得する必要がありません。

 

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