自動車の電子制御システムは,安全性を確保する意味で,外来電波に対し耐える力「イミュニティー」能力が高くなければなりません。イミュニティーが悪ければ,電子制御システムは,誤作動や故障を誘引し,大事故に発展することも考えられます。そこで昨今,自動車メーカーは,「イミュニティー」能力の向上を商品開発の最重要課題のひとつとして捉えるようになりました。
そして米国自動車メーカーのビッグスリーでは,イミュニティー評価試験の規格値をさらに厳しいものにしました。従来の測定周波数に加え,1.2〜1.4GHz,2.7〜3.1GHz帯域を追加し,さらにEMC試験電界を600V/mにした厳しい規格です。
600V/mの電界にするためには,従来のアンテナでは少なくとも500Wのアンプが必要ですが,マスプロのEMC強電界アンテナは,高効率ですから300Wクラスのアンプでも,600V/mの電界を実現することができます。
なお,このアンテナは,社団法人 関西電子工業振興センター様に採用されています。
| ※ 1 |
お客様の試験サイト条件により変動します。 |
| ※ 2 |
EMCとは,electro-magnetic
compatibility の略で,電磁両立性,電磁環境両立性といわれています。
ある電子機器が他の電子機器などに妨害を与えない,また他の機器からの妨害も受けないとなれば,その電子機器のEMCは大変優れているということになります。 |
■ 主な特長
| ● |
抜群のコストパフォーマンスで600V/mを実現
従来のEMCアンテナで600V/mの電界を実現するためには,最低でも500Wの高出力
アンプが必要でした。マスプロのEMCアンテナは,高効率設計(高利得)ですから,300Wクラスのアンプでも600V/mを実現できます。※
※ お客様の試験サイト条件により変動します。 |
| ● |
水平・垂直両偏波を測定できます。
|
●
|
レベル偏差の少ない受信電界エリア(30cm×30cmの エリアで3dBの偏差)を実現する,マスプロ独自の
アンテナ設計です。(特許出願中)
|
| マスプロ EMC 強電界アンテナの電磁界分布(3GHz) |
 |
規格表
|
項目 |
EMC600P1 |
| 試験周波数帯域 |
1200〜1400MHz |
| 偏波面 |
水平・垂直(アンテナを回転させることで切換え) |
| アンテナ入力電力 |
500W(最大) |
| VSWR |
1.3以下 |
| インピーダンス |
50Ω |
| コネクター |
N型-Jack |
| 外観寸法 |
805(H)×805(W)×1990(D)mm |
| 質量(重量) |
約50kg |
|
項目 |
EMC600P3 |
| 試験周波数帯域 |
2700〜3100MHz |
| 偏波面 |
水平・垂直(アンテナを回転させることで切換え) |
| アンテナ入力電力 |
300W(最大) |
| VSWR |
1.4以下 |
| インピーダンス |
50Ω |
| コネクター |
N型-Jack |
| 外観寸法 |
482(H)×482(W)×1320(D)mm |
| 質量(重量) |
約20kg |
|