展示作品

Collection

横浜開化絵

横浜波止場ヨリ海岸通異人館之真図(広重Ⅲ代)
横浜波止場ヨリ海岸通異人館之真図(広重Ⅲ代)

嘉永6年6月(1853)、東インド艦隊指令官ペリーの率いる4隻のアメリカ艦隊が浦賀に来航し、翌安政元年(1854)、日米和親条約が調印されました。続いて、イギリス、ロシア、オランダ、フランスとも和親条約が調印され、安政6年6月(1859)横浜港が開港されました。
それまで名もなかった戸数わずか101戸の貧しい横浜村が一躍目を見張る貿易港として脚光を浴びることになったのです。見たことのない外国人、外国船、外国館、軍隊、パレード、外国の風景、異国の動物、洋服、鉄橋、外国品の数々、外国人の遊郭・・・廃れてしまった美人浮世絵や、武者絵等に代わる浮世絵の題材として、浮世絵師たちは横浜開化絵にとびつきました。ここに横浜みやげ「横浜開化絵」が生まれ、大人気を博し、多くの横浜開化絵は日本の各地に、そして海を渡っていきました。

詳しく読む

横浜開化絵を見る

東京開化絵

東京銀座通電気燈建設之図(重清)
東京銀座通電気燈建設之図(重清)

明治2年(1869)、築地ホテル館の始まりが、「横浜開化絵」に代わる「東京開化絵」の幕開けといえるでしょう。以後、20年位の間に、無数の「東京開化絵」が出版されました。文明開化のハイライトは、なんといっても蒸気車の出現でしょう。人々の驚きは、はかり知れません。電信、牛鍋(スキヤキ)、ジャンギリ頭、洋服、銀座、ガス灯は文明開化の代表的な光景です。人力車の発明、蒸気船、鉄道馬車、・・・こうもり傘、靴、シャッポ、時計、マッチ、オルガン、ラムネ、洋酒・・・これらの題材を描いた浮世絵は、現在の画報、絵ハガキと同じように、世人に歓迎され好評を博しました。恰好の東京みやげとして故郷に持帰り、人々にみやげ話をしているところが目に映るようです。

詳しく読む

東京開化絵を見る

地方開化絵

浪速天満祭(貞秀)
浪速天満祭(貞秀)

歌川貞秀、歌川国政、歌川芳虎、歌川国輝、月岡芳年などの浮世絵師たちによって、南は九州から北は北海道まで各地の名所・名産・名物が紹介されています。なかでも、横浜港案内図など多くの横浜開化絵を手掛けた「貞秀」は、横浜開化絵だけでなく、仙台・長岡・東海道・紀州・瀬戸内海・関門・長崎などの風景も描いています。また、北は北海道松前まで旅をした大旅行家で、天才絵師、地理師という学者であったようです。他には、明治29年6月15日午後8時15分、陸前(宮城県)、陸中(岩手県)、陸奧(青森県)の3県に大津波が来襲した時の被害の壮絶さが目に焼き付くような絵や、世界遺産に登録された「富岡製糸場」などがあります。

詳しく読む

地方開化絵を見る

江戸期美人画

中山富三郎の宮城野(写楽)
中山富三郎の宮城野(写楽)
辰巳の婦じるし(歌麿)
辰巳の婦じるし(歌麿)

江戸期に描かれた美人画は、当時のいわゆる美人を如実に描いたものでした。江戸時代の日本で活躍した浮世絵師は、鈴木春信、喜多川歌麿、東州斎写楽などがいます。

鈴木春信

華奢で幼い少女をちょっとお茶目に描いた美人画。

喜多川歌麿

ふっくらとした女性を描いた大首といわれる上半身の美人画。

東州斎写楽

歌舞伎役者絵。当館所蔵の写楽の浮世絵は、背景が雲母摺り(きらずり)といって、雲母という石を砕いて摺ってあるものです。よく見ると、「キラキラ」しているのが分かります。

詳しく読む

江戸期美人画を見る

陶磁器

陶磁器

8世紀頃に始まる釉薬を施した日本で初めての陶器である「猿投陶器」。日進市は生産の中心地磁器でした。当時日本一の技術であった猿投陶器から技術伝承された地元の瀬戸、美濃の陶器と歴史的にも大変貴重とされる磁器を当館にて展示しています。

詳しく読む

陶磁器を見る