
有松 絞〈しぼり〉
作者名広重
- 3世紀頃には、日本に絞りがあったという中国の本に記録が見え、7世紀にはかなり普及していたようだ。
- 慶安2年(1649)、幕府から、百姓・町人は絹物の着用を禁止されたこともあって、尾張・三河(愛知県)で作られるようになった綿織物に、絞り染めが盛んにほどこされた。
- 有松絞りは、慶長15年(1610)頃、名古屋城の築城工事に来名した、九州諸大名の家中がものにしていた絞りの技術を、有松の竹田庄九郎が受けつぎ、手拭などを染めたのが始まりといわれ、その後尾張藩の保護のもとで発展し、全国的に名声を博すようになった。
- 絵に描かれた竹谷佐兵衞の店は、元禄(1688~1703)の末期、竹田庄九郎(屋号中竹)より分家した東店(屋号東竹)の店である。