マスプロ電工は、2021年6月3日(木)から、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催された「ケーブル技術ショー 2021」の技術展示会に出展しました。また、6月14日(月)から開催されるオンライン展示会に出展します。
「ケーブル技術ショー2021」開催概要
技術展示会
会 期 :6月3日(木)、6月4日(金)[2日間]
会 場 :東京国際フォーラム ホールE(東京都千代田区丸の内3丁目5-1) [入場料 無料(事前登録制)]
マスプロ電工ブース (ブース番号B-11)
技術展示会は主催者実施の「ケーブル技術ショー2021 新型コロナウイルス感染防止のための対応指針」に沿って運営されました。
出展製品
マスプロ電工ブースでは、ケーブルテレビの高付加価値化と、地域密着サービスとして、地域の安心・安全に貢献する製品をご提案しました。
- 遠隔からテレビ受信状態を監視する『テレビモニタリングシステム』(参考出品)
- 加入者、地域向けのIoTサービスを構築できる『LPWA LoRaWAN®ソリューション』
- 広帯域伝送と簡単施工を両立する『VPOF(プラスチック光ファイバー)システム』
- 新4K8K衛星放送を効率よく伝送できる『棟内光 伝送システム』
- システムに合わせ必要な機能を選択できる『光受信機(V-ONU)』
- 災害時の緊急情報を伝える『ケーブルラジオシステム』
テレビモニタリングシステム(参考出品)
遠く離れた集合住宅やビルなどのテレビ信号を自動測定、可視化できるテレビモニタリングシステムを展示しました。テレビモニタリングシステムは、テレビ信号のレベルや、MER・BERなどを測定するテレビモニタリング装置と、そのデータを集約・蓄積し一覧表示を行うサーバーを、インターネットを介して利用するシステムです。
しきい値を設定することで、レベル低下や信号品質の劣化が生じたときに、メールで通知するため、従来テレビ映像が見られなくなった視聴者からの連絡で対応していた受信障害事案が、素早く復旧に向けた対応が行なえます。
技術展示会では、受信障害を疑似的に発生させた実演展示を行いました。
CATV事業者様向けLoRaWAN®ソリューション
ケーブルテレビ事業者様が加入者や地域に向けたIoTサービスを提供できるLoRaWAN®ソリューションを紹介しました。LoRaWAN®はLPWAの通信方式のひとつでLPWAの特長である長距離通信、低消費電力に加え、利用者がLoRaWAN®ゲートウェイを設置することにより自営の無線ネットワークを構築できます。LoRaWAN®システムを利用すると、センサー端末で読取ったデータを低コストで伝送・集約し、離れた場所から確認でき、3密対策や見守り、防災、農業など様々な分野で、データの可視化を実現できます。
技術展示会では、実際に会場内のCO2濃度・温度・湿度を測定し、表示端末やパソコンに表示する実演展示を行いました。
プラスチック光ファイバー(VPOF)システム
プラスチック光ファイバー(VPOF)システムは、戸建て住宅や小中規模集合住宅をターゲットとした、新4K8K衛星放送導入時の改修に最適な新しい光伝送システムです。設計がシンプルで、改修を検討する際のブースターの多段カスケードや、同軸ケーブルの損失計算などの悩みを解消します。従来の光配線における専門性を払拭する簡単施工と安全性を実現したシステムです。
新4K8K衛星放送対応棟内光伝送システム
3224MHzの広帯域対応で、CATV(下り)、BS・CS(右旋・左旋)を伝送可能です。高層マンションなどの大規模受信施設の4K8K放送対応化に最適な光送信機や光受信機、光増幅器を紹介しました。
ラインナップが充実した光受信機(V-ONU)
FTTH(Fiber To The Home)によるCATV伝送システムに使用する住戸用の光受信機(V-ONU)、全7機種を紹介しました。 新4K8K衛星放送に対応した製品から低受光タイプで業界トップクラスのRF出力を実現した製品までケーブルテレビの多様なサービスに合わせて必要な機能が選択できます。
ケーブルラジオシステム
ケーブルテレビ網のFM帯域(76~95MHz)を活用したケーブルラジオシステムを提案しました。本システムは災害時の緊急情報や地域に密着した身近な情報を、ケーブルテレビ局のセンターより各戸に設置されたケーブルラジオ端末へ配信するシステムです。